ページ `way of life` wallsに寄せて
なぜ壁が気になるのだろうか?
気がつくと街歩きの楽しみのうちの
醍醐味になっていた。
最初は意識していなかった。
テーマとか決めて撮り始めたわけでもない。
じつに多くの気になる壁がある。
建物の概観全体の壁かもしれない。
それは看板かもしれない。
色や模様かもしれない。
今、壁というと、メキシコとアメリカの国境に壁をつくる、
だとか、少し古いけど、壁ドン、だとか連想されるけれど。
先日、経済学者の森永卓郎氏が
‘もしメキシコ、アメリカに壁を作るのなら、1メートルあたり
の単価で芸術家を募り、絵を描く権利を売ってペインティングや
絵画で埋め尽くせばいい、経済にも人々の精神にも良いのでは‘
なんてラジオで話をしてたが。
写真に収めたくなる壁たちは実に風変わりで、個性的で、時に
主張が激しく、時にひっそりと息を潜めていたりする。
テーマを決めて撮り始めたわけでは決して無い。
でも、壁を撮影し続けたいと自然発生的に今は意識しているのである。